プラン

平成14年度「特色ある教育研究の推進」計画書

実施学校名 國學院大學
教育研究課題 インフォアーツ支援のための情報教育研究プログラム
関連するカリキュラムの科目名 開始後に募集
単位認定 無
対象学生の範囲 國學院大學経済学部開講講義受講者
分類 ロ
担当教育研究機関・部局 國學院大學経済学部・インフォアーツ研究会
担当部局責任者所属・氏名 國學院大學経済学部・野村一夫
この教育研究課題で従来受けた補助金名(年度)なし
申請開始年度 平成14年度
計画終了年度 平成14年度
補助対象開始年度 平成14年度

キーワード(3つ記入)

インターネット、インフォアーツ、苗床集団

教育研究の特色・独創的な点(150字以内)

 本プロジェクトの教育研究目標は「インフォアーツ」(info-arts)という独特のコンセプトに基づいている。これはネットワーカー的情報資質であり、市民社会的情報環境構築に必要な情報デザイン能力である。コアとなる学生・スタッフにこの能力を育成して、その苗床として機能する人的基盤を構築する点に特色がある。

教育研究の概要及び効果

●概要

 本プロジェクトの教育研究目標である「インフォアーツ」は「リベラルアーツ」(liberal arts)の近未来形として構想したものである。具体的には、(1)情報調査能力、(2)情報を批判的に吟味する能力(メディア・リテラシー)、(3)コミュニカビリティ(発表能力と集団的討議能力)、(4)シティズンシップ(市民的能動主義)、(5)ユニバーサル・デザインの理解、などが含まれる。学生・教職員相互にこのような能力と感受性を育成しあい、本学が学術研究や市民社会構築に資する「見識ある市民」(well-informed citizen)の「苗床」として社会に貢献できるようにすることを目標に、社会科学研究と情報教育の有機的連動を期して本プロジェクトを企画する。

 教育研究活動の母体は経済学部、主催はインフォアーツ研究会(代表・野村)とする。事務局はインフォアーツ研究会が担当する。教育研究活動は次のような手順で進める。

(1)事務局の設置。教育研究用機材の購入。
(2)基幹サーバの設定。レンタルサーバも併用する予定。さきにレンタルサーバを利用して各種メーリングリストなどの準備。運用規則・マニュアルの作成。経済学部インフォアーツ研究会サイトの作成と公開。
(3)教育研究用機材の整備。貸し出し態勢の整備。
(4)主催研究会および関係者(コアメンバー)の集中的討議およびメーリングリストによる日常的連絡体制の整備。
(5)月一回を目安に公開研究会を定期開催。毎回、広く外部から講師を招く。毎回、記録して公開。
(6)コアメンバーによるインフォアーツ向上のためのサポート態勢構築。
(7)サマーセミナーの実験的施行(遠隔教育の実験)。
(8)NC指定講座の実施。NCはネットワーク・コミュニケーションの略。具体的には、授業へのネットワーク・コミュニケーション導入。ゼミ・情報関連授業への導入だけでなく経済学系授業での実施を促進する。任意活動であるため、参加は担当教員の裁量による。
(9)先行チームによる他校とのネットワーキング実験。
(10)活動実践報告の出版と公式サイトでの公開。

●効果

 とくに今回は初年度であるため、コアメンバー(コアになるオピニオンリーダー的な学生・スタッフ)の育成につとめる。かれらは技術的意味でのネットワーク管理者としてだけでなく、ネットワーク上での紛争解決能力を高める訓練もするため、社会の現場に出ても有能に活動できる基礎能力となることが期待できる。また、あくまでも開講講座単位でメーリングリストなどのネットワーク・リソースを提供するので、社会科学に不可欠の議論の文化をネットワークを媒介にして育成できる。その総合的効果として、一方通行的な教え主義ではなく、集団形成の中で自発的に相互学習する学内文化を育成できる。


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